〜2019年USオープン決勝〜 素晴らしい4時間49分をありがとう!
こんにちは、ミーナです。
4大大会のひとつ、USオープンが終わりましたね。 ニューヨークとケアンズの時差はマイナス14時間。 ケアンズ時間がニューヨーク時間より14時間進んでいます。
ですので、ニューヨークで午後12時の試合はケアンズで翌日の午前2時。 午後7時からの試合はケアンズ午前9時から。 4回戦まではケアンズ時間の夜中に見たい選手の試合が多くあり、試合を観たかったけれど日常生活を送るために敢えなく寝ることを選んでいましたが、準々決勝以降は1試合目がケアンズ時間午前9時、2試合目は10時か11時ごろから始まることが多く、家に居られる日はテレビ観戦をしていました。
ちなみにオーストラリアでは、準々決勝から地上波チャンネルSBSでライブ放送してれたので、嬉しい限りです。
さて、ニューヨーク時間で日曜午後4時過ぎから行われた決勝はこちらケアンズでは月曜午前6時過ぎからでした。 子供のお弁当は前日から用意して朝は何もしなくてもいいようにしておきました。
午前6時起床、試合が始まった6:20くらいからテレビの前のソファーで観戦開始。
午前7:45に上の子を家から少し遠いバス停まで車で送って行って戻ったら下の子がテニス観戦中。 ナダルが2セット目ブレイクした後でナダルの勝利を決めるいい場面を見逃したかな〜と思いながら午前8:30には下の子を車で5分の学校へ。
再度、テレビの前に座ると3セット目が始まっていました。 1セット目接戦だったのをメドべゼフの6ゲーム目でナダルがブレイク、2セット目もナダルが途中でブレイクして、誰もが”ナダルが勝つんだろうな”という試合展開でした。 でもこういう展開になると、人間は負けている方を応援したくなるもの、この頃テレビで観ていても”メドべゼフ、メドべゼフ”という声援がよく聞こえました。
そうしたら、なんとメドべゼフが盛り返してスーパーショットで魅了、ブレイクして3セット目と4セット目を連取して5セットマッチに。 こんなことをいったい誰が予想していたでしょうか?
試合はみなさんもご存知だと思いますが、5セット目でナダルがブレイクしてナダルの勝利で終わりました。
試合後のインタビューでメドべゼフがこう言っていました。
3セット目を戦っている時、このまま3セットで試合が終わったらスピーチで何と言おうかなと考えていたんだ、でも観客の応援が素晴らしかった。 もっと長く試合を楽しみたいという期待の声援があったから、僕はこんなに頑張れたんだ。 心の底からみなさんに”ありがとう”とお礼を言いたい。
この他にも記者向けのインタビューでこんなことも言っていました。
どんな不利なスコアーでも目の前のポイントを取ることに集中したんだ。 あらゆる戦術を試してすべてのことをやり尽くしたよ。
今までいろんな選手の試合を観てきた中で、確かに試合によっては、少しスコアーが不利な時、”このゲーム/セットは捨てて体力温存して次にかけるのかな”と思えるようなプレーが見られることもありました。
でも昨日の決勝ではメドべゼフが言っていた通り、どんなに彼が不利なスコアーでも全力で走ってボールを取ろうとしていました。 この姿勢がナダルを精神的・肉体的にも追い込んで、5セットまでもつれこんでしまったのではないかと私は思います。 そして彼が言う通り観客の声援も彼の力になったに違いありません。
生観戦は全豪オープンのみで、ニューヨークの大会に行ったことはないのですが、全豪オープン観戦の経験があるとテレビを観ていても会場の雰囲気がフラッシュバックしてニューヨークにいるような気がすると言うと大げさですが、ただのテレビ観戦じゃないと言うか、気持ちがもっと入るような気がします。
以前にコラムでテニス観戦は”時間的に贅沢な趣味”と書きましたが、今日の決勝も終わってみれば4時間49分、ほぼすべてをテレビ観戦できる状況だった事に感謝です。
ナダルは大好きな選手の1人なのですが、メドべゼフも実は今年の4大大会ではない別の大会をネット観戦している時から注目していました。 試合の序盤から休憩時間にしょっちゅうバナナを食べていて、あまりにも食べるので、勝手に”バナナマン”と呼んでいるんです。 がっしりとした体つきのナダルと違ってヒョロ長いメドべゼフ。 数々の大会で勝ち進む身体作りをする一環でパスタやピザをたくさん食べたともインタビューで言っていました。 テニスの練習やジムはもちろんのこと、それ以外でのいろいろな努力の積み重ねが23歳で世界ランキング4位という結果に繋がっているんですね。
テニスって奥が深い!
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